しかしそれ以上に、米大統領選挙の日は進歩派の提起する諸問題にとって画期的な日となった。同性婚からマリファナの合法化、移民に対する教育等の問題に、各地で前進が見られた。
まず、マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)氏。ハーバード大学教授であり、消費者運動の論客でもある彼女は、貸付の濫用への歯に衣着せぬ批判で、この数年、進歩派にもてはやされてきた。乱発された貸付の多くは、彼女が不良資産救済プログラムを監督する委員会の委員長を務めている間に行われたものだった。
このことは敵対する上院の共和党員たちの反感を買い、ウォーレン氏は、創設に尽力した消費者金融保護局のトップになることはなかったが、そのおかげで彼女は上院議員に出馬することが出来た。支持者たちは今や、既存の組織を掌握する、選挙で選ばれた議員を得たことになる。
ウィスコンシン州では、共和党のタミー・ボールドウィン(Tammy Baldwin)氏が現職知事のトミー・トンプソン(Tommy Thompson)氏を破り、同性愛者であることを公表している初の上院議員となった(ところで、ウォーレン氏はマサチューセッツ州初の女性上院議員である)。7日午後に明らかになったノースダコタ州の民主党のハイジ・ハイトカンプ(Heidi Heitkamp)氏の当選により、次期上院はこれまでで最多の20名の女性議員を迎えることになるだろう。
ボールドウィン氏の勝利は、ゲイの権利擁護運動に画期的な意味を持つ。各種の世論調査によると、同性婚への理解は徐々に広がってはいるが、直接的にこの問題を問われた市民は今までは毎回、同性婚に反対する投票行動を取ってきた。以前行われた30以上の投票発議では、市民たちは同性婚の合法化に反対か、規制の強化に賛成という意思を表示してきたのだ。
これが、6日、大きな転換を見せた。メーン、ワシントン、メリーランドの各州では、大統領選挙と同時に行われた住民投票で、同性婚を合法化するとの結論を出した。またミネソタ州では、結婚は異性間のみで行われるとする法案が否決された。
6日はまた、大麻にとっても歴史的な夜だった。マサチューセッツ州が医療用マリファナを認める18番目の州となり、コロラドとワシントンの両州ではさらに一歩先に進んで、マリファナの栽培などが一部合法化された。コロラド州では1オンスまでのマリファナの所持と、個人的に6本までの栽培を認める修正が可決され、ワシントン州では、マリファナ栽培・販売の州管理という前例のないシステムが編み出された。
マリファナ賛成派は喜びに沸いているが、これから一波乱ありそうだ。連邦司法省はカリフォルニア州における医療用マリファナの取り締まりに乗り出しており、マリファナの使用を許可する州法は連邦法による禁止と対立するからだ。コロラド州とワシントン州、そして潜在的にはマサチューセッツ州も、それぞれ反対に直面するだろう。
移民擁護派も勝利を収めた。メリーランド州で、不法移民に州内で教育を受け、公立大学に入学する権利を認める「ドリーム・アクト」法を支持する結果が出たのだ。
レズビアン出会いライフ-同性愛交流支援-
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